Windowsが起動しなくなった時にデータ救出というのでは、あまりに準備不足。
バックアップは常時複数バージョンを定期的に用意しておくべきだが、消費者が家庭で利用するマシンにそれを期待するのも無理というもの。法人のマシンでこの状況というのはちょっと情けない、かも。
で、データを救出する際に、CDブートOSを複数バージョン用意しておくのだが、その理由は、特に新しいハードウェアで、ブートの途中で停止してしまうバージョンが存在するからだ。
備えあれば憂い無し。
すべからくフェイルセーフに、冗長構成を確保すれば、不測の事態に直面する可能性は低くなるし、本当にレアな事態でもそれなりにマシな結果を得やすくなる。
ここらへん、人に説明するのは結構ホネだ。消費者の目は絶対的サイズに向く。テラの外付けHDDが欲しいと言っている人に、壊れるものだし壊れたら大変だからと、半分のサイズのものを2台使うメリットを説いても、聞く耳持たない状態ではシカトされるのがおち。
では、壊れにくい高級機を薦めるのか。
現代の答えはNoだ。
パソコンは低価格化しており、壊れたら買い換えるというより、壊れることを前提に、あらかじめ複数用意しておいて、壊れたらリプレイスで対応するのがベストだ。余剰機は使っても使わなくてもいいが、使ってないと壊れたことに気付かない。だから、予備機も何らかの定常的用途に供しておくのが無難だ。
?